
お風呂のお湯はりをすると汚れが浮いていることがあり、浴槽や配管の洗浄をしても改善しなかったので、調べると「エコキュートの掃除不足が原因かもしれない」ことがわかりました。小さな子どもが居るので、安心してお風呂に入れてあげたいです。エコキュート内はどのように掃除したらいいのでしょうか。

我が家は最近引越しをして、エコキュートを使い始めました。掃除をしようと思って取扱説明書を読んでも、文字とイラストではよくわからず…。試行錯誤しながら掃除方法(水抜き方法)がわかったので、我が家の備忘録も兼ねて、こちらで紹介させていただきます。やり方さえわかれば、非常に簡単です!
この記事を読むと、以下のことがわかります!
・エコキュート内に汚れが溜まる理由は?
・エコキュートの掃除(水抜き)方法は?
・掃除の時期や頻度はどのくらい?
エコキュート内の掃除が必要な理由
エコキュートは電気で水を沸かしてお湯を作る「給湯器」です。電気代の安い夜間のうちにお湯を沸かして貯めておくので、省エネ・節電に繋がります。エコキュートの内部には夜間に沸かしたお湯を貯めておくための「タンク」が入っており、このタンク内に汚れが溜まるのです。でも、なぜ汚れが溜まるのでしょうか。
汚れの正体は「水道水や井戸水に含まれる微量な不純物」
実は、水道水や井戸水には微量な不純物が含まれていて、数か月経つと少しずつ不純物が蓄積していきます。水道水は不純物が少ないとされていますが、カルシウムやマグネシウムといった不純物が含まれているようです。
掃除をしなかった場合のリスク
適切に掃除をしなかった場合、タンク内に不純物が溜まり、お湯が汚れたり臭くなったりします。更に、不純物が配管やフィルターにも溜まることで、エコキュート自体の故障にも繋がってしまうのです。一般的にはエコキュートの寿命は10年とされていますが、これは正しくメンテナンスされた場合の目安となっているので、掃除をしなかった場合は10年よりも短い時間で故障してしまう可能性もあるでしょう。逆に、適切に掃除をしていれば10年以上保つ場合も多いと思います。
エコキュートの掃除方法(水抜き方法)
続いて、エコキュートの掃除方法を紹介します。具体的にはタンク内の「水抜き」をすることで、掃除を行います。
必要なもの
機種にもよりますが、我が家の場合は「両手さえあれば」できました。パネルがネジで止めてある場合は「ドライバー」、屋外でエコキュート自体が汚れている場合は「軍手」等があれば十分です。
具体的な手順(解説画像付き)
ここからは解説画像付きで紹介します。
①A~Cの各パネルを開ける。

Aを開けると「逃し弁」、Bを開けると「漏電遮断器」、Cを開けると「排水栓・給水止水栓」があります。この後の工程でそれぞれ使用しますので、最初にすべてのパネルを開けてしまいましょう。
②漏電遮断器をOFFにする。

エコキュートが焚き上げ中ではないことを確認してから、Bのパネル内にある「漏電遮断器」のスイッチを、画像のようにOFFにしてください。正しくOFFになったら、部屋の中にあるリモコンの表示が消えるので、表示を見て「間違いなく電源が落ちていること」を確認しましょう。

漏電遮断器がOFFになれば、このようにランプや表示板に何も映らなくなっているはずです。
③給水止水栓を閉める。

我が家のエコキュートは、Cのパネルを開けるとこのような配置になっていました。排水栓のほうは、そのまま排水管につながっているので、見たらすぐにわかると思います。わからない場合は、メーカーの取扱説明書をご確認ください。

続いて「給水止水栓」を画像左から右のように、90度回して閉めてください。我が家の機種は、回す方向の矢印が書いてありました。
④逃がし弁を開ける。

Aのパネル内にある「逃し弁」を開けてください。すると、水の流れるような音がするかと思いますので、そのまま1~2分程度待ちます。
⑤排水栓を開ける。

Cのパネル内にある「排水栓」を開けます。栓が開くと水が流れる音がするので、そのまま2~3分程度待ってください。ここの行程でタンク底の不純物が排出されます。
⑥排水栓を閉める。
ここから元の状態に戻していきます。まずは⑤で開けたばかりの「排水栓」を閉めてください。
⑦給水止水栓を開ける。
続いて、④で閉めた「給水止水栓」を開けます。
⑧逃し弁を閉める。
③で開けた「逃し弁」を閉めてください。これで弁の操作は終わりです。
⑨漏電遮断器をONにする。
②でOFFにした「漏電遮断器」のスイッチをONに戻します。部屋の中にあるリモコンの表示がついていれば、正しくONになっているはずです。
⑩A~Cの各パネルを閉める。
これでエコキュートのタンク内掃除(水抜き)が終わりましたので、①で開けた各パネルを全て元に戻してください。
⑪通水確認
最後に、家の各蛇口(冷水も温水も出る混合水栓)から温水が出ることを確認しましょう。1分程度通水していると「ゴポッゴポッ」っと空気が出てくることがありますので、そのまま空気を出し切り、通常どおりの水量が出るまで通水してください。
実施頻度と時期
最後に、おすすめの実施頻度と時期をご紹介します。
半年に1回は実施すべき
各メーカーは年2~3回の水抜きを推奨しています。我が家では半年に1回実施するようにしています。
冬場は避けたほうがいい
外気温が0度以下だと、排水が凍結してしまう可能性があります。冬場の寒い時期は避けたほうが無難です。また、屋外での作業になるので、夏の外気温が高い時期も避けたほうがいいでしょう。いくら短い時間とは言え熱中症のリスクがあります。おすすめは春と秋です。我が家は4月と10月に実施するようにしています。
まとめ
メーカーによって各栓の配置等は異なると思いますが、基本的な仕組みは同じです。皆様も半年に1回はエコキュートの水抜きを行い、毎日綺麗なお湯でお風呂に入ってくださいね!
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