
子どもが2歳になるのですが、昼寝をさせたくても中々寝付いてくれなくて困っています。寝かしつけに時間がかかってしまうせいで、その後のお風呂や夕食も遅くなり、気が付けば夜型の生活に……。朝も起きれない悪循環になり、頭を抱えています。お昼寝を止めてもいいものでしょうか?

我が家も昼寝の必要性については悩んでいて、同世代の子どもを持つ知人に聞いてみたり、色々と調べてみたりしました。昼寝は「子どもの成長にとって必要」ってことは聞いたことあるかと思いますが、何歳頃まで必要なのか、どのくらいの長さが適切なのか等についてまとめていきたいと思います!
この記事を読むと、以下のことがわかります!
・昼寝は子どもの身体的、精神的な成長に不可欠
・2歳児には昼寝は必要
・小学校に入ると昼寝の必要性はほとんどなくなる
・昼寝は昼食後の1時から3時に1時間程度とるのがオススメ
子どもに昼寝は必要なのか

子どもの健康と成長には十分な睡眠が不可欠とされています。特に昼寝は、成長過程にある子どもにとって重要で、いきなり結論になりますが「子どもに昼寝は必要」と言っていいでしょう。まずは、昼寝が子どもの成長に与える影響や、その必要性について年齢別に解説していきます。
昼寝が成長に与える影響
昼寝は子どもの身体的および精神的な成長に多大な影響を与えます。例えば、昼寝中に成長ホルモンが分泌されることで、身体の発達が促進されます。また、脳は睡眠中に情報の整理やメンテナンスを行っているため、昼寝をすることで記憶の定着や学習効果の向上、更に、情緒の安定やストレスの軽減といった心理的な効果もあると言われています。
年齢別の昼寝の必要性
年齢によって昼寝の必要性は変わってきます。乳児期では1日に数回、幼児期には1日1回の昼寝が必要とされています。3歳頃からは徐々に頻度を減らしても構わないようですが、2歳児には1日1回の昼寝をさせたほうがいいでしょう。その後、小学校に入る頃には、昼寝の必要性はほとんどなくなります。保育園に預ける場合は、お昼寝の時間が組まれている園が多いと思いますが、幼稚園の場合は昼過ぎに帰ってくるため、子どもの様子次第では昼寝をさせずに、夜早めに睡眠をとらせると生活リズムが乱れずに済みます。私が周囲に聞いたところでは、幼稚園に入ってから昼寝を止めた家庭が多かったです。但し、子どもが疲れていたり、休みたい様子だったりした場合は、子どもの体が睡眠を求めている状況なので、そのまま昼寝をさせてあげましょう。
昼寝と肥満の関係性
最近は肥満の子どもが増えていると言われていますが、昼寝と肥満との関連性についても研究が行われています。適度な昼寝は身体のリズムを整え、食欲のコントロールにも繋がるとされています。その一方で、昼寝の時間が長すぎると活動量が減少し、エネルギー消費が低下することから、肥満のリスクが高まることも考えられます。適切な時間の昼寝を取り入れることが、肥満予防にも繋がるのです。
ベストな昼寝をするために

2歳児には昼寝をさせるべきことがお分かりいただけたと思いますので、続いて、ベストな昼寝について見ていきましょう。
適切な昼寝の長さとその効果
子どもの昼寝には、おおよそ1時間程度の時間が最適とされています。長すぎる昼寝は夜の寝付きが悪くなることもあるため、あまりに寝すぎる場合は、起きるように促してもいいでしょう。
最適な時間帯
昼寝には、昼食後の1時から3時の間が最適とされています。この時間帯は自然な眠気が訪れるため、効率的に昼寝を取ることができます。また、子どもがスムーズに昼寝してくれるように、生活のルーチンを組むことが大切です。オススメは「昼食を食べたら、トイレに行き、そのままお昼寝」という流れです。
環境を見直そう
できれば、なるべく暗い環境を作り、外部の音を遮断しましょう。テレビは消し、遮光性のカーテンを閉めるようにしてください。また、子どもは基本的に暑がりです。冷房や薄手の掛け布団等で調整して、汗をかきすぎないように見てあげてください。
まとめ
子どもは好きな遊びができると「お昼寝しない!○○で遊ぶ!」と言い出しますよね。子どもが言うことを聞かないと、ついつい「もうお昼寝はしなくていいか……」となってしまいがちですが、子どもの成長のためにもお昼寝は必要なものです。しっかり生活の中で習慣化して、昼食後はお昼寝をするという流れをつくりましょう!
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