赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染してしまったかもしれません。病院に連れて行っていいものかわからず、どのように対処すればいいのでしょうか。
我が家はパパとママが新型コロナウイルスに感染していることが分かり、その後、0歳4か月の赤ちゃんも発熱してしまいました。私たちもどのように対処すればいいのかわからず、不安で色々と調べたり聞いたりしたので、その情報をまとめておきます。また、我が家の赤ちゃんにどのような体調の変化があったのか、参考になればと思いご紹介します。
この記事を読むと、以下のことがわかります!
・赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染した場合に病院へ行く目安
・赤ちゃんを自宅療養させる際の注意点
・療養中に必要な栄養管理のポイント
・実際に罹患した生後4か月赤ちゃんの経過
赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染してしまったら
赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染してしまった場合、もしくは感染が疑われる場合、大人と違って赤ちゃんは自己管理ができないため、パパとママは細心の注意を払って観察することが必要です。赤ちゃんは自分の体調を伝えることができないので、パパとママが正しい知識を持ち、赤ちゃんの様子から適切な対処を行うことができるようにしましょう。
ここからは、私が実際に赤ちゃんの新型コロナウイルスの感染を疑った際に、国が展開している「こども医療電話相談」に電話して聞いた内容や、各種ホームページ等で調べた内容をまとめていきます。
先に、厚生労働省が展開している同事業の情報をリンクでおきますね。→子ども医療電話相談事業
感染の初期症状
赤ちゃんの新型コロナウイルス感染の初期症状は、大人とは異なることがあります。一般的には、発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢、食欲の低下、ぐずり等が見られるとされていますが、赤ちゃんによって様々のようです。ちなみに、我が子は発熱と下痢がありました。
こども医療電話で相談した看護師の方から教えていただいたのは、「特に注意すべきは、呼吸困難や活気のない状態、無気力感が見られた場合」ということです。これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関に相談してください。早期に対応することで、重症化を防ぐことができます。
感染が疑われる場合の対処法
赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染した疑いがある場合、まずは家庭内での感染拡大を防ぐことから始めてください。その時点でパパとママに症状が出ていない場合は、それを維持できるように感染防止に努めましょう。パパとママが感染してしまい、高熱や体調不良の中で赤ちゃんの看病をすることになると、かなり大変です(我が家はかなり大変でした…)。赤ちゃんと接する時はマスクを着用し、手洗い・消毒を徹底しましょう。
次に、かかりつけの小児科医に連絡して、指示を仰ぎましょう。医師の指示に従い、必要に応じてPCR検査を受けることも大切です。
自宅療養の注意点
赤ちゃんが自宅で療養する場合、注意点がいくつかあります。まず、部屋を適切に換気し、空気の流通を良くすることが必要です。次に、赤ちゃんの体温を定期的に測り、高熱が続くようであれば病院に連絡しましょう。また、十分な水分補給と栄養バランスの取れた食事を心掛けることも重要です。当時4か月だった我が子は療養中、あまり母乳を飲んでくれなくて苦労しました。普段、粉ミルクも嫌がって飲まなかった我が子に、何とか水分を摂らせようと、無理やりミルクと白湯を飲ませてあげました。これが一番大泣きしましたが、回復のためには必要なことでした…。
医師に連絡するタイミング
赤ちゃんの状態が悪化した場合、早急に病院に連絡することが必要です。特に、呼吸が困難な場合、急な高熱が続く場合、脱水症状が見られる場合、意識がもうろうとしている場合、ぐったりしている場合はすぐに病院へ連絡しましょう。これらの症状は、病状が重くなっているサインである可能性が高いです。また、他の持病を抱えている場合や、以前に感染症で重症化した経験がある場合も、早めの医師の診察が必要です。
ただ、私も勘違いしていたのですが「熱が上がった=重症になっていて危険」というわけではないようです。「こども医療電話」で相談したところ「熱が上がっているだけで、元気と食欲があれば心配要らない」とのことでした。熱よりも、水分を摂ってくれないとか、おしっこが6~8時間出ていない等の症状が見られると、脱水症状になっている可能性があるので病院を受診するように言われました。我が子の場合は、元気はあったものの、水分をあまり摂ってくれなくて、おしっこも出なかったので、時間をはかりながら病院に行くかどうか見ていました。
赤ちゃんの栄養管理
赤ちゃんが病気の時には、栄養状態が重症化予防に大きく寄与します。感染時にも適切な栄養管理が求められますので、基本的な栄養管理のポイントを押さえておきましょう。
適切な水分補給
赤ちゃんの水分補給は非常に重要です。体温が高くなると、体内の水分が失われやすくなるため、適切な水分補給が不可欠です。母乳を与えている場合は頻繁に授乳し、必要に応じて少量ずつの水や電解質飲料を与えると良いでしょう。我が子は「哺乳瓶だと飲まない!」というくらい我が強く、普段から母乳しか飲んでいなかったので、他のものを与えるのに苦労しました。結局、口を開けさせて「小さなスプーンで無理やり水を入れる」という強引な方法で水分補給をさせました…。
感染時の食べ物の選び方
赤ちゃんが感染した時は、消化によい食品を選びましょう。母乳や粉ミルクは消化がよいため、基本的な栄養源として最適です。固形食を始めている場合は、お粥や野菜スープ、フルーツピューレ等を与えると良いでしょう。乳製品は一時的に避けた方がよいかもしれません。栄養バランスを考えつつ、消化に優れた食品を選び、赤ちゃんが無理なく食べられるよう工夫しましょう。
ビタミンやミネラルの重要性
赤ちゃんの健康維持には、ビタミンやミネラルが欠かせません。ビタミンCは免疫力を高める効果が期待でき、鉄分は血液の健康をサポートします。ビタミンDは骨の発育に重要です。これらの栄養素を効率よく摂取するため、母乳や粉ミルクを基本としながら、食事の内容を工夫することが重要です。
授乳と感染時の注意点
感染時でも授乳は非常に重要です。母乳には赤ちゃんの免疫力を高める成分が含まれているため、可能な限り授乳を続けましょう。ちなみに、ママが新型コロナウイルスに感染している場合でも、母乳を介して赤ちゃんに感染することは無いそうです。ただ、ママはマスクを着用し、授乳前後に手をしっかりと洗って消毒してくださいね。手洗いや消毒を徹底することで、二次感染のリスクを減少させることができます。
我が子が新型コロナウイルスに感染した際の記録
最後に、我が子が感染した際に、日ごとにどのような症状が見られたかを記録しておきます。同じような症状が出た方の参考になれば幸いです。
1日目
この日、午前中にパパとママの新型コロナウイルス陽性が判明しました。2歳と0歳4か月の子どもたちには変わった様子は見られず、日中はパパとママだけダウンしていました。ところが、夜になると4か月の赤ちゃんが発熱。38.3度まで上昇しました。元気はあり、母乳も飲むものの、熱があって体がきつい影響か全然寝てくれませんでした。これがパパとママには結構きつかった…。抱っこしていると30分程度は寝てくれたので、パパとママで交代しながら抱っこで寝かしつけました。この時点で、おしっこが中々出ず、やっと出たおしっこは少しピンク色に。典型的な「水分不足」の症状が出ていましたので、無理やり粉ミルクと白湯を飲ませました。
2日目
翌日、パパとママは寝不足でしたが、赤ちゃんも目の下にクマが出来ていました…。これには可哀そうになり、パパとママは寝不足でも頑張って抱っこしてあげました。熱は36.5~38.0度で上がったり下がったりしていましたが、熱よりも様子を気にするように言われていたので、熱はあまり気にせず、ただただ祈りながら経過を見るという一日に。この日は寝不足もあってか、突然ぐずり出したり、大声で泣いたりしていました。
3日目
3日目になると、熱も36度台で安定して、ぐずりも無くなりました。パパとママは咳をしたり、微熱が続いたりしていたので、赤ちゃんの免疫力の高さには驚かされました。前夜までの寝不足があった反動で、この日はぐっすり寝てくれました。赤ちゃんの新型コロナウイルスは約3日で落ち着きました。
まとめ
赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染すると不安ですよね。どのような症状が出たら気を付けるべきか、病院に連れていくべきか等、私たちは経験するまでわからないことばかりでしたので、今回記事にまとめさせていただきました。皆さんの参考になれば幸いです!
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