子どもをお風呂に入れようとすると、イヤイヤ言って入ってくれません。入る前や出た後におやつやジュースをあげたり、好きなテレビを見せたりして機嫌をとっても、全然上手くいかずに悩んでいます。いつも大泣きしながら、無理やり入れるのが可哀そうで…。
我が子もお風呂嫌いの時期があり、当時は毎日大泣きして大変でした。今ではお風呂で遊ぶのが大好きで、「お風呂入るよー」と声を掛けると、大喜びで自らお風呂の方に走っていきます。今回は、我が家で成功した子どものお風呂嫌いを治す方法を紹介します!
(この記事では、1~3歳くらいの子どもを想定して書いています)
まずは環境を整えよう
子どものお風呂嫌いを治すためには、まずは環境を整えてあげることが重要です。子どもがお風呂を嫌がる要素を無くした上で、今、子どもがお風呂を嫌がっているとしたら、何かしら「お風呂が怖い」というような本能がはたらいている可能性が高いと思います。
お湯はぬるめに設定
一番に見直したいのは、湯舟やシャワーの温度です。大人が「丁度いい」と感じる温度は42度くらいと言われていますが、小さな子どもにとっての適温は37~40度くらい。大人の感覚に合わせると、子どもには熱すぎるのです。「熱い」という感覚が「嫌だ」という本能に代わり、お風呂嫌いになっている可能性があります。あまりぬるすぎると今度は風邪をひいてしまいますので、大人が「ちょっとぬるいかな?」と感じるくらいの温度にしてくださいね。
シャワーの水圧は優しく
続いて、シャワーの水圧が強すぎて「痛い」「怖い」という気持ちにさせている可能性があります。大人にとっては、ある程度の水圧で汚れを落としてスッキリしたいところ。小さな子どもに対しては、レバーの捻り具合で調整する等して、水圧が強くならないよう気を付けましょう。シャワーヘッド部分で水圧が変えられるシャワーがあると便利です。
我が家ではこちらの商品を愛用しています。
シャワーヘッドとしては少し値段が高いのですが、4種類の水流に切り替え可能で、子どもにも優しい包み込むようなミストモードや、大人が頭皮をしっかり洗えるジェットモード等があり、実際に使ってみて非常に満足しています。バスタブに放出してシルキーバスにできるモードもあって、子育てで疲れた体をリフレッシュできますよ。有名な商品なだけあって、オススメです!
お風呂と脱衣所が寒くないように
もう一つ、お風呂が「寒い」という感覚も、子どもをお風呂から遠ざける原因となっているかもしれません。脱衣所は予めヒーター等で温めておくことをオススメします。お風呂の中も、浴室暖房があれば活用しましょう。無い場合は、浴槽にお湯を張った後、蓋を開けてしばらく待つだけでも全然違います。洗い場の床が冷たくなっている場合もありますので、お風呂に入る直前に、シャワーや洗面器で洗い場をお湯で流してあげてください。
急いで入らないこと
子どもがお風呂を嫌がるからと言って、急いで入れてしまうのは逆効果です。我が家では、お風呂に入るまでに時間がかかりすぎて、夕食の時間が遅くなることを避けるためにバタバタと急いで入れてしまっていました。急いで入れようとするあまり、口調が厳しくなっていたり、子どもの洗い方が雑になっていたりしたようで…子どもはどんどんお風呂の時間が嫌になっていたようです。
急がば回れ、とはよく言ったもので、「急いで入らないと!」と思っていると余計に時間がかかってしまいます。まずは「お風呂時間を楽しもう!」という気持ちで、子どもに「お風呂=楽しい時間」と思わせるように心がけてみてください。我が家はこの心がけで、急に子どもがお風呂に向かうようになり、結果的に短時間でお風呂を済ませられるようになりました!
お風呂が楽しくなる方法
さて、環境が整ったら、次はお風呂を楽しむための方法をご紹介します。実際、お風呂用のおもちゃは数多く売られていて、これらがあればお風呂で楽しく遊ぶことはできると思います。なので、今回はお金をかけずにできる方法を2つご紹介します。
”最強のアイテム” ペットボトル
我が家では、ペットボトルを「最強のアイテム」と呼んでいます笑。これを一つ持っていくだけで、ひたすら水を汲んだり注いだりして遊んでいました(この遊び、実はモンテッソーリ教育の「水のお仕事」にも繋がるのです!)。ペットボトルならどの家庭でも手に入るのではないでしょうか。わざわざお風呂用のおもちゃを買わなくても、ペットボトルがあれば十分です!
ちなみに、ペットボトルならサイズは何でもいいのですが、オススメは飲みきりサイズの「350ml」の細いタイプです。水が入ると結構重たくなるのと、浴槽の水を注ぐのに少し沈める必要があるので、このくらいの小さめのサイズがベストです。そして、できれば衛生面を考慮し、定期的に新しいものに交換することをおすすめします。
鏡で洗っている様子を見せる
頭を洗うのを嫌がる子って多いのではないでしょうか。我が子はそうでした。頭をゴシゴシしようとすると逃げるので、無理やり捕まえて洗うと大泣き。そりゃお風呂嫌いになりますよね…。
これを解決したのが「鏡で、洗っている様子を見せる」というものです。髪の長さが一定あるのであれば、泡で髪を逆立てたり、ねじったりして遊んでみてください。「頭を洗う=楽しい」と思ってくれるはずです!
まとめ
我が家では子どものお風呂嫌いが治ったことで、寝るまでの時間がスムーズになり、生活リズムが整うという最高の結果となりました。皆さんもぜひ、試してみてください!
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